さとっちゃん菜園では、毎年12月はブルーベリーの植え替え時期です。
もくじ
ブルーベリーの植え替え時期
12月~2月はブルーベリーの植え替えシーズンですね。
埼玉県南部の地域であれば、天気が良い日の12月は屋外作業の寒さは我慢できるので、12月の恒例行事にしています。
これから植え替えするブルーベリーが11鉢有って、その中の1鉢です。
品種は、ノーザンハイブッシュ(NH)系の『あまつぶ星』です。
あまつぶ星はこの地域では冬の間も葉が茂っています。
株元です。新しいシュートが夏過ぎ頃から2本伸び出しています。
鉢表面にはマルチング材としてバークチップで覆っています。
植え替えの資材を準備します
ブルーベリーの植え替えに必要な資材を準備します。
準備するものは以下の通りです。
ブルーベリーの培養土 25Lを6袋
ブルーベリーの肥料 5Kgを1袋
使い残していた小袋の肥料2種類 0.5Kg
植え替えに使用するスリット鉢は、同じ鉢に植え戻すので新たに必要ありません。
ブルーベリーを植える鉢
スリット鉢を使用する理由
ブルーベリーを植えるのにスリット鉢は最高です。
その理由はこれです。
- 水切れが良い
- 根鉢が回らない・根詰まりしにくい
- 高さ方向がストレート形状なので倒れにくい
直径30cmの鉢CSM-300
上から見てみます。スリットが8方向にあります。
側面です。鉢上端から下端までほぼストレートです。
さとっちゃん菜園では庭の広さや鉢数の理由で、直径30cmのスリット鉢にしています。
スリット鉢の底面を見てみます。
8角形の頂点にスリットがあります。
直径30cmの型番は、CSM-300 です。
もう10年以上使い回しており、散水による白華(炭酸カルシウムの析出)はあるものの、鉢の劣化は無くまだまだ使えます。
日本製でした。これが長寿命の理由の一つでしょうね。
直径40cmの鉢CSM-400
CSM-300より一回り大きいサイズです。
高さは33cm位あります。
底面には型番CSM-400が記載されています。
底面の形状はCSM-300と同じです。
CSM-300とCSM-400の比較
直径で10cmの違いは大きいです。
外側がCSM-400、内側がCSM-300です。
側面から見ると、サイズの差は歴然です。
容量では、30Lと12.8Lの違いになります。
どちらのサイズを使う?
スリット鉢を置く十分なスペースがあるならば、CSM-400ですね。
しかし、CSM-400は容量が30Lなので、樹木の質量を加えると移動が困難になります。
樹木の大きさにもよりますが、CSM-300の方が使い易いと思います。
ブルーベリーの培養土
酸性を好むブルーベリーに合うように配合された培養土が、14L・15L・25Lなどの容量で販売されているものを使用します。
毎年使用している培養土です。
酸度調整済みで使い易いです。
11鉢のCSM-300(12.8L)を植え替えしますので、25L x 6袋を用意しています。
よって、根の容量を除いて11×12.8=140Lなので、25×6=150L有れば十分です。
結果として、植え戻した根の容量があるので、5袋(125L)で足りました。
ブルーベリーの肥料
使用している肥料
過去から色々な会社の肥料を使用しています。
花ごころの肥料
有機入りの化成肥料です。
配合は、窒素(N)6-リン酸(P)5-カリ(K)5 に加えて、微量要素などです。
窒素(N)が多めです。
プロトリーフの肥料
有機主体の化成肥料です。
配合は、窒素(N)3-リン酸(P)6-カリ(K)3 に加えて、微量要素などです。
成分比率は低めで、リン酸(P)が多めです。
朝日アグリアの肥料
有機入りの化成肥料です。
配合は、窒素(N)6-リン酸(P)8-カリ(K)6 に加えて、微量要素などです。
リン酸(P)を強化しています。
効果・結実の違い
各会社の考え方によって、NPKの比率に違いが出ているようです。
肥料の違いによって葉の茂りや結実に大きな変化は感じていません。
ブルーベリー栽培者の好みで選択すればよさそうです。
マルチング材
鉢表面を覆って乾燥防止
ブルーベリーは乾燥に弱いので、水切れさせない事は重要です。
これに加えて、鉢の表面の乾燥防止するマルチング材でしっかり覆う必要があります。
ここでは、2種類のマルチング材を紹介します。
ヤシの実チップのベラボン
薔薇の栽培など多方面で使用されているマルチング材です。
チップの大きさは、S,M,L,スーパー の4サイズがあります。
小さいチップだと、風で吹き飛ばされてしまうので、Lが使い易いです。
このチップの大きさはLです。
ガーデニングで必須のバークチップ
樹皮をチップにしたもので、ガーデニングでは必須アイテムです。
どっちのチップがいい?
ブルーベリーには、どちらでも問題ありませんでした。
時間経過と共に、どちらのマルチング材にも細い根が絡まってきますので、
植え替えの容易さではバークチップです。
加えて、バークチップのほうがホームセンターでの入手が容易で安価です。
準備はここまでです。
植え替え作業に移りましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。