風車 バード&モール パイプ柄
メーカー名が不明な、『バード&モール パイプ柄』です。
モノとしては、森長ウッド『鳥追いモグラーズII』の後継となる風車かなと思います。
プロペラ・胴体は木製です。 支柱はアルミのジョイント式パイプです。伸縮調節はできません。
プロペラ直径が600mm、全長615mm、支柱1550mm 大きいサイズの部類です。
パーツの全てです。
まずは前準備
塗装済の風車ですが、木製なのでカビと雨対策をしていると更に長持ちします。
防カビ防腐剤をスプレーした後に、高耐久ラッカーをスプレーします。 この対策をしないと、1~2カ月で黒いカビが生えて見苦しくなってしまいます。
スプレーは屋外でも耐久性がある製品を使用しましょう。
脇の風車の部品は、ヤフオク風車です。
改造箇所の確認
支柱と胴体の固定部分の穴には、金属スリーブが無いので追加します。
この改造によって、振動やカタカタ音が減少しモグラを驚かす効果は薄くなりますが、スムースに動くので長持ちします。風を良くとらえます。
プロペラの回転部分の穴には、金属スリーブが取り付け済なので改造不要です。スムーズな回転が期待できます。
部品交換箇所の確認
プロペラと胴体の固定がクギなので、これをねじに交換します。
ねじは以下の『用意する材料』で説明します。
支柱と胴体の固定部分には、製品添付のねじをそのまま使用します。
製品には、胴体固定のねじ・プロペラ固定のクギ・ワッシャーが入っています。
クギを打ち込むためのガイド穴は初めから開いていおり、親切です。
しかし、クギを曲げずに真っすぐ打ち込むのは難しいです。
クギなので、打ち込み時に木材を破損する可能性があります。
用意する材料
プロペラの固定用
太さ3.8mm長さ75mmのスリムねじ 1本
胴体の穴に取り付け用
5×10サイズ(内径約5mm,外径約6mm,長さ約10mm)の金属スペーサ 2個
スリムネジです。
スペーサーは、d=5.1mm, D=6.3mm, L=10mmです。
改造作業
ハンドドリルと木工用ドリル刃を使用して、胴体の取り付け穴を大きくします。
外径約6mmの金属スペーサが入る大きさなので約6.5mm位の穴に広げます。
この穴にスペーサが2個共に入るか確認します。多少緩くても構いません。
スペーサーは5×10を用意します。
ハンドドリルと木工用ドリル刃を使用して穴を広げます。
組み立て
クギをスリムねじに読み替えて、説明書通りに組み立てを行います。
クギの代わりにスリムねじを使うので、プロペラを胴体に固定する時の破損リスクが低減し、組み立てはオリジナルよりも楽になります。
胴体部分を組み立てします。スペーサー2個を穴に差し込み、製品添付のねじを使用します。
プロペラ部分を組み立てします。用意したスリムねじを使用します。
スリムねじで固定した状態です。締めすぎと回らなくなります。
設置準備
支柱がアルミ製なので、そのまま地面に刺せば設置できます。
しかし、支柱を地面に30~40cm刺すと、プロペラ下端部が地面から90cm前後のところになるので、風車の横を通り過ぎる時にメチャクチャ邪魔になります。
よって、以下の材料を用意して、少し高めの位置に設置します。
材料
園芸支柱 太さ16mmまたは20mm 長さ1500mm 1本
結束バンド(耐候型のインシュロック) 4本
さとっちゃんは、綺麗に真っすぐ立てたいので、以下の道具も用意しています。園芸支柱穴掘り器 あるといいね編のツールを使うと園芸支柱を楽に綺麗に刺せます。
ある便利な道具は以下の2つです。
おすすめ水平器
おすすめ園芸支柱穴掘り器
園芸支柱に固定した水平器です。真っ直ぐに立っていることを確認します。
これは園芸支柱穴掘り器です。必需品です。真っすぐに穴をあけるために、水平器を軸に付けて確認します。
支柱同士は、インシュロックで固定します。
プロペラや胴体可動部分には、万能グリースとかCRC556などで潤滑します。
設置方法
園芸支柱穴掘り器に水平器を取り付けて、地面に鉛直な深さ40cmの穴をあけます。
穴あけができたら、園芸支柱を差し込み、組み立て済の『バード&モール パイプ柄』の支柱を結束バンドで固定します。
さとっちゃんは、プロペラ下端部が地面から165cmのところになるように固定しています。 強風や台風で園芸支柱が曲がる心配はありますが、曲がったら立て直せばいいです。
プロペラや胴体可動部分には、万能グリースかCRC-556などで潤滑します。
いい感じで立っています。
評価
プロペラと胴体は木製なので、長寿命は期待しにくいです。 劣化防止のために、防カビスプレー・透明ラッカーをスプレーするといいです。 白い木製プロペラなので、自然の風景に溶け込みます。 微風でもよく回ります。 胴体の取り付け穴を改造したので、風の方向を敏感に捉えます。 プロペラが回っている時に、回転範囲内は危ないです。当たると痛いです。 大きいサイズなので邪魔ですが、お勧めできる風車です。 他の風車と一緒に回っています。 中央が、バード&モール パイプ柄 です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
右端は、『ヤフオク風車』 です。
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