カボチャの苗の植え付けは4月を予定していますが、
2~3月のうちに、空中栽培の棚を準備しておきます。
棚は手持ちの園芸支柱とクロスバンドで作ることができます。
もくじ
カボチャの空中栽培とは?
ツルは地面ではなく棚の上に茂ります。
空中栽培は、ツルを地面に這わせるのではなく、棚の上にツルを伸ばします。
前シーズンの様子です。
カボチャの実は、棚の上に伸びたツルからぶら下がります。
空中栽培すると、風通しが良いので、害虫や病気を低減することができます。
空中栽培の棚サイズ
棚のサイズを決めます
今シーズンに空中栽培の棚を設置する場所です。
畝のサイズは、レンガ位置のように、1m x 3m x 2畝 です。畝間は0.5mです。
ここに設置する棚の大きさは、高さ1.4m、幅(間口)2m、奥行3m です。
高すぎると横揺れが大きくなるので1.4m位が良いでしょう。
棚の資材を準備します
資材は、菜園などで使用している手持ちを流用します。
■園芸支柱
■クロスバンド
■ツルものネット
園芸支柱は直径(太さ)16mm、長さは2.1mm・1.8m・1.5mを組み合わせます。
空中栽培の棚の位置決め
設置場所に目印を付けます
ここに棚を設置します。
棚を設置する場所に、水糸を張って4隅を決めます。
棚の四隅となる位置に園芸支柱を立てました。
奥行方向は3m、左右方向は2mです。
これは前シーズンの棚の場所です。今シーズンは棚設置場所を変えています。
連作障害を防ぐために、毎年ローテーションして栽培しています。
縦方向の園芸支柱
園芸支柱を地面に刺していきます。
2.1mの園芸支柱を深さ約0.4mまで刺します。横方向4本 x 奥行方向6本 計24本を刺していきます。
4本 x 6本 = 計24本が立っています。
全ての園芸支柱が真っすぐ(地面に対して直角に)綺麗に刺さっていますよね。
園芸支柱を地面に対して真っすぐに刺すための工具
園芸支柱を地面に突き刺すための工具が色々販売されています。
例えば『支柱ヌキサシ君』『ラクラク支柱ヘルパー』などです。
土壌が固い場だと、園芸支柱が潰れたり折れ曲がったりします。
綺麗な柵を作るためのポイントは、園芸支柱を真っすぐに刺す事です。
そのためには、二つの工具を準備しましょう。
『園芸支柱の穴掘り器』と『キューブ型の水準器』です。
『園芸支柱の穴掘り器』に『キューブ型の水準器』を取り付けます。
水準器の気泡を見ながら、ドリルの様にぐるぐる回して真っすぐに刺していきます。
『園芸支柱の穴掘り器』を抜くと、直径16mmの真っすぐな(鉛直の)穴ができます。
穴が開いているので、園芸支柱を破損させる事が無く、わずかな力で刺す事ができます。
工具を使うと、簡単に綺麗に立てることができます。
水平方向の園芸支柱
奥行き方向には、1800mmと1500mmの園芸支柱を使用します。
積水樹脂(株)の『継ぎっこ』で連結すると3300mmの綺麗な1本モノになりますよ。
横方向は、2100mmの園芸支柱をそのまま水平方向に使用します。
前シーズンはツルがかなり茂ったので、横方向の本数を増やしています。
横方向の揺れを低減するために、斜めに支柱を追加しています。
空中栽培の棚が完成
園芸支柱の組み立てが終わりました。
棚の高さ 1.4m、左右(間口) 2mです。奥行き 3mです。
ツルものネット張り
ツルを這わせるためのネットは、3.6m x 3.6m 10cm網目 1枚です。
ネット張りは、3月下旬~4月上旬を予定します。
参考までに、前シーズンに空中栽培の棚を作った時に、ネットを張った状態です。
栽培予定の品種
今シーズンは、2品種を栽培予定です。
空中栽培の棚でタネ袋を撮影です。
一つ目の品種は、ブラックのジョー(サカタのタネ)です。
家庭菜園では人気の品種のようです。種は一袋にわずか6粒しか入っていないので割高なのが難点です。
二つ目の品種は、グラッセ(タキイ種苗)です。
一袋に9粒入っていて、前シーズンの使い残りが4粒あったので、これを使用します。
有効期限が2024/10なので有効期限切れですが、個人的な意見としては、カボチャの種は数年は大丈夫です。
このグラッセを食べた友人の誰もが食味が良いとの声もあり、自己責任で残り種を使用して栽培します。
今後の予定
4月後半に苗を定植するので、その1か月前の3月後半に種まきします。
しかし、まだ寒い時期なので路地で発芽しないので、温室+加温で発芽させて育苗します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。