枯れて欠株のサツマイモは、タダで回復可能

サツマイモ 紅あずま 欠株 収穫

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サツマイモの苗が枯れたら、自前つるを定植

サツマイモの育て方について、超簡単なテクニックです。

サツマイモのつるを植えると何本かは活着せずに枯れてしまうものがあります。
でも、心配いりません。何とタダで復活して、収穫できるようにする方法があります。

どうすればいいの

やる事は簡単です。
元気に伸びている他の株のつるを少し切って植えればいいのです。
このつるからもサツマイモが収穫できるので、やらない手はないですよ。

実際にやってみましょう

ここでは、枯れてしまった部分に他から切って植えたつるが、最終的にどんな結果になったかを順を追って説明します。
さとっちゃんの畑で行った事例です。品種は『紅あずま』です。
5月連休頃につるを植えたものの、枯れてしまった部分を6月の梅雨時期に定植して回復させる手順です。

ポイント
6月の定植は晴れが続く日ではなく、曇りだったり雨が降るようなタイミングが最適です。

1.元気なつるを用意

5月に植えたつるは、元気な株だと6月の梅雨頃にはかなり成長しています。そのつるを30cm切り取ります。
具体時には、『4節(大きな葉っぱ4枚)+先端の小さい葉っぱ2〜3枚を含む成長点』があるといいです。
■切り取るツル
サツマイモ 紅あずま 欠株補充

2.植え付けする

切り取ってすぐに、枯れてしまった箇所に植え付けします。3~4日は水やりします。
植え方は、水平植えか船底植えがいいでしょう。
植え付けたばかりのつるです(手前)。
サツマイモ 紅あずま 欠株補充

ポイント
切り取ったツルは発根パワーを無駄に消費させないために、萎れさせずに元気なままで植え付けします。

3.活着するまで世話

土が乾燥しないよう水やりします。植え付け直後、葉っぱが少ししんなりしますが、数日でピンとなって活着した事がわかります。
植えて最初はしんなりします。
サツマイモ 紅あずま 欠株補充
2〜3日すると、葉っぱがピーンとなります。
サツマイモ 欠株

大切な事
葉っぱは枯らさないようにしましょう。葉っぱが枯れると、収穫時に、イモの数が減って、巨大なイモ1個になってしまいます。
ポイント
この間で乾燥させなければ、確実に活着成功します。活着以降は水やり不要です。

4.伸びる、茂る

サツマイモは収穫時期まで放置し、世話する必要ありません。つる返しをする/しないは好みでいいです。
全ての株が茂って、大混雑です。
サツマイモ 紅あずま 欠株 収穫

5.収穫準備

葉っぱは収穫する時に邪魔になるので、先に切り取って除去します。
サツマイモ 紅あずま 欠株 収穫
葉っぱの除去途中です。
サツマイモ 紅あずま 欠株 収穫
葉っぱは撤去しました。1番手前が自前つるの株です。
サツマイモ 紅あずま 欠株 収穫

6.掘り出す

欠株箇所の収量を見るために、畝の土をとげてみました。
自前のツルからも、しっかりとサツマイモが出来上がっています。
サツマイモ 紅あずま 欠株 収穫

タダでサツマイモの自前つるを定植した結果

自前のツルであっても、他の株と変わらない量の収穫できます。
サツマイモの生命力に驚くと共に、自然の力に感謝です。

ポイント
最初に植えたつるが枯れても、元気に伸びたつるで挽回して収穫できます。

写真撮影にはスケールがあると、大きさが良く分かりますよ。

 
サツマイモ収穫
サツマイモ欠苗
サツマイモ 欠株欠苗
サツマイモ 紅あずま 欠株補充

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以上、『枯れて欠株のサツマイモは、タダで回復可能』でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。