さとっちゃん菜園です。
サツマイモ栽培の植え付けから収穫まで、春から秋の1シーズンの記録です。
ねっとり甘くておいしい『紅はるか』は、栽培しやすいおすすめの品種です。
もくじ
紅はるかを植える畝を準備します
4月末頃から、ここ埼玉県辺りではホームセンターでサツマイモの苗の販売が始まりますので、購入しましょう。『紅あずま』ではなく、『紅はるか』がおすすめの品種です。
おすすめの理由は、ねっとりで甘く、まるでデザートのようなイモになるからです。
畝の準備
苗の準備と同時に、植え付けする畝(うね)の準備も開始します。
植付する畝は、長さ3mを2畝用意します。畝の幅は1m・高さ30cmとしています。
この広さがあると、25Kg~30Kgの収穫が期待できます。
肥料は必要ありません。
コガネムシ幼虫などによるイモへの食害を防止するために、適正量のダイアジノン粒剤5を混ぜ込んでおきます。
適用表によると、10a当たり4~6Kgなので、1㎡当たり4~6gになります。
サツマイモ栽培には黒マルチを張ります。黒マルチを張ると害虫対策の効果大です。黒マルチの端から虫が潜り込んでくるので、端部は深く埋め込んでおきます。
重要: 畝の準備ポイント
収穫するイモの品質は、畝を準備する段階で決まります。
以下の3点はしっかりやりましょう。
- 畝の高さは30cm以上確保する事
- コガネムシ幼虫対策は必須
- 黒マルチを張って、黒マルチ端部は深く埋め込んでおく事
紅はるかの苗(ツル)を植え付け
苗(ツル)の植え方
苗の購入・畝の準備を終えて、4月29日になり作業開始します。
カッターナイフでマルチに切り込みを入れて、苗(ツル)を30cm間隔で植え付けします。
苗の4~5節を土の中に埋め込めます。埋め込む節の数が最重要です。これによって、収穫する数や大きさが変わってしまいます。
埋め込む方法は、水平植えまたは船底植えにしますが、さとっちゃん菜園ではどちらでもさほど気にしていません。
購入した苗(ツル)の本数が多かったので、2条(2列)になった部分があります。
少し植え過ぎてしまいました。
重要: 埋め込む節の数
苗の4~5節を土の中に埋め込めのがおすすめです。
埋め込む節の数が多すぎると、イモの数は増えますがサイズが小さくなります。
逆に、少なすぎると、イモの数が減って馬鹿でかいイモになり、料理しにくくなります。
植え付け直後は日差しから苗を保護
紅はるかの苗を植え付けする頃は、晴天になると強い日差しで黒マルチが高温になって、葉っぱが焼けて、活着する前の苗が傷みます。
苗が活着するまでの数日間は、強い日差しから保護するのがいいです。
ホワイトシートで南側を覆って日差しを遮ります。
全てを覆わずに、直射日光があたらない側は開けておきます。
ホワイトシートを使用しているので、遮光しても十分な明かるさが注ぎ込みます。
遮光・遮熱によって、葉っぱからの蒸散が抑制できるので、植え付け直後から葉っぱが立ち上がって活着促進できます。
この状態を数日続けて、葉っぱがしっかり立ち上がっているのが確認出来たら、ホワイトシートを撤去します。
収穫まで待ちましょう
紅はるかの苗を植え付けしてから、収穫タイミングになるまで150日位じっくり待ちましょう。
植え付け後36日経過の様子です。
植え付け後51日経過の様子です。
植え付け後87日経過の様子です。
植え付け後150日経過)の様子です。
収穫目安の150日を経過したので、この後、天気が良い日の週末に芋掘りします。
収穫・芋ほりです
157日経過して10月3日の様子です。
少し掘り出してみるとイモが出来ているので、葉っぱは元気ですが、収穫開始します。
ツルの撤去作業中です。
ツルの撤去完了です。
黒マルチの撤去完了です。
全てのイモを掘り上げました。
追熟させます
紅はるかは収穫したばかりでは全く甘さがありません。
収穫後、1カ月以上風通しが良いところで保管します。
その間に、デンプンが糖に変化して甘くなります。
さとっちゃん菜園では、花かごに入れて保管します。
1ヶ月程度の追熟を終えたら、甘くてねっとりのサツマイモに変化して食べ頃です。
今年収穫した紅はるかは25Kgでした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。