さとっちゃん菜園です。
露地栽培のミニトマトに雨よけ屋根を自作して設置します。材料は手持ち資材で可能です。
もくじ
諸説あるけど、雨よけ屋根は必要
設置しましょう
雨よけの屋根について、必要/不要は、色々な意見があるようです。
さとっちゃん菜園での栽培経験から言うと、絶対に必要です。
実が熟して赤くなり始めた以降に降水が有ると、かなりの確率で赤い実は裂けます。
これは以前に自作した雨よけ屋根(バージョン1)です。
しょぼいですが、この程度でも、実が割れる事はありません。
ビニールシートの支えが少ないので、屋根に水たまりができるのが欠点でした。
これも以前に自作した雨よけ屋根(バージョン2)です。
少しウザい感じになってしましましたが、効果は十分です。
側面から雨が多少入り込んでも被害なので、こんなに下までビニールを張る必要はありませんでした。
これは前シーズンに自作した雨よけ屋根(バージョン3)です。
これまでのバージョンから比べると洗練されており、、効果は十分です。
ビニールシートの横支柱付近に、水たまりができるのが欠点でした。
今シーズンはバージョン4として、新たな雨よけの屋根を自作します。
低コストかつ手持ち資材使用を前提にします。
園芸支柱と透明ビニールを使用して、短時間で簡単に設置します。
なぜ割れて裂けるの?
根からの吸水増加・葉や茎からの吸水・実が濡れる事・太陽光の強さなど様々な影響と言われています。
さとっちゃん菜園で栽培しているミニトマトや中玉トマトは、降雨後には、色付いて収穫間近の実がかなりの確率で裂けます。
ですから、降雨後に、根っこからの急激な吸水が最大の要因とみています。
設置タイミング
実が小さくて緑色の頃は、無くてもいいです。
しかし、実が膨らんできて色付き始める頃までには設置しましょう。
時期的には、梅雨入りする直前辺りがお勧めです。
雨よけ屋根 市販品
市販品もありますが・・・
雨よけ屋根は購入しますか?
大きさにもよりますが、5千円前後からの価格で市販されているので、それらを利用するのがお手軽です。
市販品なので、さすがに立派な形に仕上がっています。
しかし、雨よけにそんなお金をかけるのはもったいない気がします。
DAIM第一ビニールの菜園雨よけセットです(出典元:DAIM様)。
DAIM第一ビニールの菜園雨よけセットワイドです(出典元:DAIM様)。
この位の大きさになると、1万円前後しますので、手が出ません。
セキスイの雨よけ栽培キットです(出典元:セキスイ様)。
最近は販売していないようなので、生産終了したのかもしれません。
雨よけ屋根 DIYで自作して設置
準備するもの
アーチ状の園芸支柱は未使用時の保管に場所を取って邪魔なので使用していません。
これは、以前に自作した雨よけ屋根です。
これが、今シーズンに設置する 雨よけ屋根バージョン4 です。
雨よけ屋根バージョン4として準備するものは、次の通りです。
■トンネルパッカー 16mm用
■透明ビニールシート(以下ではビニールと記載) 幅180cm 長さ1.5m 厚さ0.1mm
■直径16mmの園芸支柱
菜園をやっている人でしたら、全て手持ちの資材ですね。
雨よけ屋根の支柱設置
5月8日です。ホームセンターで購入したミニトマトの苗を定植します。
ミニトマトの苗を定植するタイミングで、苗支柱と雨よけ支柱を一緒に設置すると、1回の作業で済むのでお勧めです。
内側の2列の園芸支柱は、ミニトマトを2本仕立てで誘引するためです。
2本仕立てにすると、1本仕立てに比べ1.5倍程度の収穫量が見込めます。
苗支柱の外側4隅に、雨よけ屋根を設置する園芸支柱があります。
2本仕立ての支柱の間隔は0.4mです。
雨避け屋根の支柱の間隔は1.0mです。
屋根中央の高さは1.8m、屋根両側の高さは1.6mです。
屋根水平方向に支柱を取り付けます。
2本仕立ての支柱・雨避け屋根の支柱の全て設置が完了です。
まだ苗が小さいので、しばらくの間は、ビニールシートは張らずにミニトマトを生育させます。
透明ビニール張り
ミニトマトを定植・支柱設置してから、ちょうど1か月経過した6月8日です。
高さ1mを超えるまでに成長し、実が膨らんできました。
屋根のビニールを張る前に、ピニールが雨の重みで潰れないように、紐などを屋根に渡します。
紐は100円ショップで購入しましたが、新聞紙を束ねるような白い紐でもOKです。
ビニールをサポートするための紐を付け終えました。
ビニールを張って、端部をパッカーで固定して完成です。
紐が有るので、ビニールがたるみません。
端部はパッカーで固定しているので、ビニールが外れたりしません。
側面は覆っていません。しかし、上面からの雨避けが出来れば十分です。
降雨を待って効果確認です
降雨待ちでしたが、設置翌日にに雨になりました。
いい感じで雨よけが出来ています。
雨の重さでビニールがたるむ事は無く、機能を果たしています。
ゆるゆるにビニールを張っていると、雨水が溜まってしまいます。
雨よけ屋根設置後の状況
ミニトマト定植後50日が経過しました。
ミニトマトが屋根まで到達したので、芯止め(先端の芽を切り取る)して、高さを抑制します。
既に、実が赤くなっています。ここまでで裂果はありませんので、効果出ています。
雨よけ屋根 バージョン4 まとめ
市販品のトマト用の雨よけ屋根を買わなくても、手持ちの園芸資材を活用すれば、雨よけ屋根は簡単に作れます。
これで、降雨後に裂けてしまうミニトマト・中玉トマトを大幅に減らせますよ。
こちらの雨よけ屋根もご覧ください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。