さとっちゃん菜園です。
ズッキーニを直まきして、苗ドームの中で育苗しています。
もくじ
ズッキーニの立体栽培とは?
園芸支柱を使用して、主軸(親ツル)をを上方向に誘引します。
前シーズンの様子ですが、こんな感じになります。
■立体栽培の方法
ズッキーニの種を直まき
ゼルダ オリーブ・ゼルダ ジャッロ・ゼルダ パワーを直まきして、苗ドームで覆っています。
今シーズンはビニールポットで加温して苗づくりをせずに、苗ドーム+直まきです。
第一ビニール(株) 苗ドーム
第一ビニール(株)の苗ドーム大きさは、小・大・特大の3種類がありますが、これは大です。
1パックは5セット入りです。
苗ドームをズッキーニ栽培に設置した様子です。
付属のオレンジ色のピンで2か所を固定するのに加えて、2か所を弾性ポールで固定しています。
ここまで固定すると、風で飛ばされることはありません。
苗ドーム内の蒸れ
苗ドームで密閉できるのは便利なのですが、日差しが強かったりすると中が蒸れてします。
特に中の苗が大きくなってくると、蒸れが顕著になります。
更に内部温度が上昇して苗がダメになる可能性も出てきます。
苗ドーム内の蒸れ対策
簡易版の蒸れ対策
簡易版は、苗ドームと地面の間にレンガなどを挟み込む方法です。簡単に実現できます。
レンガを2個を苗ドームの下に置きます。
下部に隙間ができるので、保温効果は薄れますが蒸れ低減が可能です。
簡易版のこれだけで、以下が実現できます。
■ 葉っぱが茂る空間を増やす
■ 日差しによる温度上昇・蒸れを防ぐ
しかし、浮かす高さ間隔を調整することができないのが難点です。
気温によっては浮かす間隔を狭くしたり、成長に従って生育スペースを広げる事が容易ではありません。
決定版の蒸れ対策
農業資材を少し揃えましょう。
まずは、トンネルパッカーです。
これに加えて、弾性ポールです。商品名だとダンポールなどになります。
緑色の棒状の物が弾性ポールです。水色や青色の製品もあります。
直径5.5mmです。長さは任意ですが1m前後で大丈夫です。
苗ドーム1つに付き、トンネルパッカーを4個、弾性ポールを4本用意します。
弾性ポールにトンネルパッカーを挟み込んで使用します。
苗ドームには、固定ピンの穴以外に、穴が開いています。
5セットを1パックに縛っている穴です。この穴も利用すれば、四隅に棒を立てる事ができます。
固定ピンの穴とパック固定用の穴を使用して、組み上げるとこうなります。
トンネルパッカーの位置を上げ下げする事で、高さ調整が容易にできるようになります。
苗ドーム決定版を設置します
ズッキーニに設置した状態です。
下部を少し開けた状態です。苗ドーム内の蒸れが解消します。
下部を大きく開けた状態です。保温効果は無くなりますが、雨や風から苗を守る事ができます。
苗ドームの中で育苗
ズッキーニはこれから夏に向けての収穫が楽しみな野菜の一つです。
以下の3品種を栽培します。
■ ゼルダ オリーブ
■ ゼルダ ジャッロ
■ ゼルダ パワー
メーカーは全てトキタ種苗です。
ゼルダはウイルス病に強いとの事なので、栽培がしやすくなるのは助かります。
とは言っても、アブラムシ対策はしっかり行って、ウイルス病の予防に努めましょう。
ゼルダ オリーブ
トキタ種苗が販売しているズッキーニです。
薄い緑色が綺麗です。
■特長(トキタ種苗から引用)
・果実は円筒形でライトグリーン色。長さ20cm前後で収穫
・高温期も雌花・雄花バランスよく発生し、着果良好
・生育初期から後半まで草勢が強く安定し、高い収量が期待できる
4/4に種まきして25日目(4/28)です。
葉っぱが展開してきたので、苗ドームに収まらなくなってきています。
苗ドームで保温されていたので、がっしりとした苗になっています。
ゼルダ ジャッロ
トキタ種苗が販売しているズッキーニです。
黄色が鮮やかです。
■特徴(トキタ種苗から引用)
・果長20cm前後、円筒形で果皮色はつやのある濃い黄色で高品質
・葉柄に刺が少なく収穫作業性容易
・草姿は立性でウイルス病(ZYMV、WMV)に強く、栽培しやすい
・生育初期から草勢が安定し高収量
・肉類との炒め物、煮物等、幅広い料理に利用できる。薄くスライスしてサラダにも利用可能
4/4に種まきして25日目(4/28)です。
苗がまだ小さめですが、蒸れ対策決定版を導入します。
ゼルダ パワー
トキタ種苗が販売しているズッキーニです。
やや濃い緑色です。
■特徴(トキタ種苗から引用)
・草勢が強く安定し、後半まで維持しやすい
・果実形状は筒状で曲がり少なく、秀品率が高い
・節間が短く、倒れにくい。立ち栽培でも初期は支柱不要
・葉柄が短くコンパクトな草姿
・CMV、WMV、ZYMVのモザイク病耐病性。うどんこ病にも強い
4/4に種まきして25日目(4/28)です。
ちょうど、苗ドームに収まる大きさに育っています。
高さ調整が可能な蒸れ対策は有効な方法です
この決定版は地面と苗ドームの間隔が自在に設定できるようになっています。
浮かす高さ間隔を調整することで、気温によっては間隔を狭くしたり、成長に従って生育スペースを広げる事ができます。
間隔を広げると、保温の機能は失いますが雨や風から苗を保護する事は可能です。
以上、『ズッキーニ立体栽培 苗ドームの調整可能な蒸れ対策決定版』でした。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。