加温と保温により3月に種まきしたズッキーニの苗を定植します。
もくじ
3月にズッキーニの種まきするためには?
5月下旬から収穫するためには、4月後半から下旬にズッキーニの苗を定植する必要があります。
そのためには、まだ寒い3月下旬に種まきするので、加温と保温ができる環境が必須です。
加温と保温をする資材
加温と保温には、マットヒーターとパネルヒーターでを使用します。
立体栽培するズッキーニ苗
今シーズンのズッキーニ立体栽培は以下の品種です。
ゼルダオリーブ(トキタ種苗) 2株 黄緑色の品種
イエローボート(カネコ種苗) 3株 黄色の品種
ブラックボー (神田育種農場) 2株 緑色の品種
ダークヤングマン(サカタのタネ) 2株 緑色の品種
左側のかごに入っている苗がゼルダオリーブとイエローボートです。
右側のかごに入っている苗は、1週間遅れて種まきしたブラックボー とダークヤングマンです。
かごを横向きにしました。ゼルダオリーブとイエローボートは、本葉が2~3枚なので定植タイミングです。種まきして30日が経過しています。
ブラックボー とダークヤングマンは本葉1枚とまだ小さいので、1週間くらい経過してから定植します。
ズッキーニ苗を定植する畝を準備します
畝幅80cm、畝間隔70cm、畝長さ3Mとし、シルバーマルチを張ります。
1つの畝には、株間(株間隔)1mにて定植します。
ズッキーニは成長すると、立体栽培したとしても葉っぱが大きく展開するので、最低でも直径1mの円のスペースが必要になります。
よって、3mの畝だと、3株の定植がちょうどいいです。
右側畝の定植位置に、目印として棒を3本刺しています。
左側畝も同様に、定植位置に棒を3本刺しています。
いよいよズッキーニ苗の定植です
定植するズッキーニ苗です。今回は5株を定植します。
シルバーマルチに植穴を開け、まずはこの穴に水を十分に撒いておきます。
そうすることで、定植後に苗が水を吸い上げることができるので活着が早くなり初期生育が良くなります。
ズッキーニ苗を定植したら、苗ドームを準備します。
苗ドーム固定用の弾性ポールも準備します。
ズッキーニ苗に苗ドームを被せます。苗ドームが風で飛ばされないように、4か所を弾性ポールで固定します。
苗ドームには換気穴があるものの、地面(シルバーマルチ)にびったり密着させると、日中は内部が高温多湿となり苗がダメになるので、工夫が必要です。
高温多湿防止の工夫とは、トンネルパッカーを使用する事です。
ここでは、5.5mmの弾性ポールに適合するオレンジ色のトンネルパッカーを使用します。
トンネルパッカーを底面に取り付けて、苗ドームを浮かせば対策完了です。
前シーズンの様子です
前シーズンの様子です。 ズッキーニ苗の成長に合わせて、トンネルパッカーを上方向にずらす事ができるので、苗がかなり大きくなるまで風雨から保護する事が可能になります。
前シーズンの様子ですが、順調に生育すればこんな感じになります。
立体栽培なので地面を這わずに、垂直の園芸支柱に沿って真上に伸ばしていきます。
今後の予定
残り4株の定植を1週間後位に行います。
苗の成長に合わせて、苗ドームの高さを調整します。
その後は、苗ドームを取り外して、立体栽培の園芸支柱を設置します。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。